私たちの「働き方改革」

私たちの「働き方改革」
離職率27%から6%までの道のり

今では、ありがたいことに求人広告を出すと、たくさんの方にご応募いただけるようになってきました。このサイトからのご応募も毎月のようにいただけるようになりました。
さらに、入職していただいた社員には、「この職場で働けてほんとうに良かったです」といった、ありがたい言葉もいただけるようにもなりました。
しかしながら・・・・

以前の職場環境

包み隠さず申し上げますと、私たちの職場は6~7年前まで超ブラック企業でした。
2013年の離職率は27%でした。4人に1人以上が1年間に離職するという、ブラックな職場環境だったのです。ちなみに、厚生労働省が発表している産業別離職率によりますと、医療福祉分野平均15.5%なのだそうです。この数値と比較してもかなり高い離職率と言えます。
院長(私)とスタッフの関係はいつもギスギスしていました。スタッフ間でも言い争いが生じていました。職場の中に、仕事をするための一体感が全くありませんでした。まさに「最悪」な職場だったのです。

この時期は、医院がどんどん拡大していく中で、
「変化していかなければならない」と考える院長(私)
「なんとか院長についていかなければ」と考える社員
「このままでいい」と変化したくない社員
「ここにいてもしんどいよな」職場に対して否定的な社員
働いている人の考え方、価値観が全く違っていたため、日々人間関係の摩擦を生んでいました。「こうあるべきだ!」そんな一方的なマネジメントが日常的でした。その結果、この“トホホ”な高い離職率となってしまったのです。

「理想の職場」に近づくために

ある時、
「いったいなんのために仕事をしているのか・・・」この疑問が頭から離れなくなりました。そして、「もっと良い職場を作りたい」「誰もがハッピーに働ける職場を作りたい」こうした強い思いから、様々な取組を行うようになったのです。

この時に、思いついたのが報酬に対する考え方。報酬と聞くと、給与(お金)が真っ先に思い浮かぶと思います。たしかにお金は生活していくために大事だし、あればあるほど嬉しいものですよね。しかし、海外の大学での研究を調べてみると、「お金、地位、物を得ることによる幸せは長続きしない」(Daniel Nettle, Ph.D.)といった研究報告を知ったのです。
もしかしたら、職場で幸せに働くための報酬はお金以外にもあるのではないか、と考えるに至ったのです。

報酬には「目に見える報酬」と「目に見えない報酬」があると思うのです。
例えば、

目に見える報酬 目に見えない報酬
お⾦ スキルアップ
有給休暇の取得のしやすさ ⾃⼰成⻑
年間休⽇ やりがい
定時退社 充実感
退社時間 幸福感
残業には適正な⼿当 ⼈との良好なつながり
フレキシブルな働き⽅ 他⼈からの感謝や信頼
福利厚⽣ 社員成⻑サポート

目に見える報酬

1.有給休暇の所得について

有給取得率100%を実現しています。また、8日間までの連続取得を認めることで職場に対して遠慮せずに、海外旅行に行くことができるようになりました。

2.年間休日

136日の実現。これは一流企業並みの日数ではないでしょうか。

3.定時退社

月当たり平均残業時間は2時間を実現しています。家庭との両立で働く社員、退社後に習い事等の予定がある社員、退社後にスキルアップしたい社員等に配慮しています。

4.退社時間

6年前は20:00でいたが、2010年4月より18:00となります。歯科業界では他にはあまりない、早い退社時間です。

5.フレキシブルな働き方

家庭と両立して働く社員に対して、出社時間、退社時間の要望に応じた働き方体系を提案しています。

6.技術研鑽支援制度

技術習得研鑽のためのセミナー費用支援制度があります。高額の研修会でも一定の補助を申請することができます。

目に見えない報酬

7.社員成長サポート制度(1on1制度)

やりがい、充実感、幸福感、人との良好なつながりの醸成を目的とした、社員成長サポートを定期的に行っています。

人は、「やるべきこと」と「できること」だけで仕事をしていると、仕事がマンネリ化したり、モチベーションが上がらなかったり、充実感が得られなかったりします。
逆に、みなさんの周りに、モチベーション高く、イキイキと充実感を持って仕事をしている人が、少なからずいらっしゃると思います。こうした人の特徴は、図に示した、「やりたいこと」が自分の仕事の中に見いだせている人なのです。「やりたいこと」は、多くの場合「人のため、社会的に役に立てること」「自分の目的や価値観に沿っていること」この二つの要素が含まれています。「やりたいこと」が自己理解できてくると充実感を持ってハッピーに働けると考えています。この、自己理解を促す役割を果たしているのが、私たちの社員成長サポート(1on1)制度なのです。

実際に、たけち歯科クリニックには、
「歯科衛生士の技術をこれから学びたいと思っている全国の若手衛生士に対して、研修会を通してサポートをする」という「やりたいこと」を見つけて、日々研鑽している歯科衛生士がいます。
他にも、
「治療分野の根管治療の専門医として日本の歯科界に貢献したい」という「やりたいこと」を見つけた歯科医師。
「日本全国の歯科事務職のサポートを行いたい」という「やりたいこと」を理想として仕事をしている事務職の社員。
「関わる人を笑顔にする」ことを「やりたいこと」として理想を掲げて仕事をしている管理栄養士。
「社員の1on1を行うことで、社員の成長を助けたい」ことを「やりたいこと」として仕事をしている社員もいます。

誰しも、社会人になってすぐに「やりたいこと」が見つかるわけではありません。しかし、仕事をする中で、誰かの役に立ちたいと考える社員が増えてくることで、目に見えない報酬である、「人との良好なつながり」、「他人からの感謝や信頼」が得られるようになり、やりがいや幸福感につながっていくと考えています。そうした職場の中でこそ、人は自己成長していきやすいのではないでしょうか。

6年前から、そしてこれからも続く「働き方改革」

こうした、「目に見える報酬」、「目に見えない報酬」を、社員がより多く得られるように毎年、少しずつですが、制度改革を進めてきました。
これが、私たちが6年前から取り組み続けている「働き方改革」なのです。

まだまだ、課題はたくさんあります。しかし、職場をより良くしたいという志の火は消えることはありません。どうか、この思いに賛同していただける方のご応募をお待ちしています。